倉田 英樹 院長
平成2年3月 日本大学農獣医学部(現 生物資源科学部)獣医学科卒業
子どもの頃からずっと犬を飼っていたこともあって、動物はいつも身近な存在でした。現在は、妻と一男一女、そしてフェレット1匹と猫2匹に囲まれて暮らしています。
フェレットの魅力は、なつきやすく性格がおだやかなところでしょうか。猫ともうまく暮らしてくれて、おかげでとても和やかです。
フェレットとの付き合いがはじまったのは、30年程前になります。1995年頃、日本にペットとしてのフェレットが本格的に入ってきたのですが、当時、フェレットを診る獣医はとても少ない状況でした。そこで、フェレットの診察を積極的に行う動物病院が開設され、私がそこの院長に就任しました。
当時はフェレットの獣医学に関する日本語の情報がほとんどない状況でしたので、欧米の学術論文などから情報収集し、飼い主さまからも貴重な情報をいただきながら診療を行っていました。この時に、本当に多くの経験を積ませていただいたことが、私のフェレット診療のベースになっています。
フェレット人気が高まっていた2004年になっても、フェレットを診察できる動物病院はまだ少ないという状況が続きました。そのため、私の豊富な診療経験をフェレットと飼い主さまのお役に立てたいと、くらた動物病院を開業しました。
ホームページをリニューアルするにあたって、制作会社の方に言われたのですが、95年からフェレットの診療をはじめて、月平均、年平均の診療回数を出して20年を通算すると10万回ものフェレット診療を行ってきた計算になるそうです。通算はしたことがなかったので、その信じがたい数字に驚きました。
今後も1回ごとの診療をていねいに行い、全力を尽くしながら積み重ねていきたいと考えております。
くらた動物病院の診療では、フェレットに限らずペットと飼い主さまが幸せな時間をより長くお過ごしいただけるよう、「詳細でていねいな診察」「飼い主さまのお話をしっかり伺う」「わかりやすい説明」の3点を重視しています。
獣医師の仕事では、ペットを治すことだけでなく、かけがえのないペットの不調で傷付き疲れた飼い主さまの心を癒すことも大切だと考えています。
専門家として的確なアドバイスや説明を行いますが、考えを押し付けることはせず、飼い主さまが本当に求めている診療を叶えてさしあげたいと考えています。
そのため、詳しく、わかりやすく飼い主さまに状況をご説明するインフォームドコンセントをしっかり行い、さまざまなご不安を解消することを診療の基本にしています。